バッテリー機器用32ビットRISC:TMPM395FWXBG, TMPM390FWFG
独立型RTC、CEC機能、リモコン判定機能を搭載し、1.8V低電圧動作も可能

ARM社の組み込み機器向け32ビットCPU Cortex™-M3を搭載した、バッテリー駆動機器に最適な32ビットRISCマイクロプロセッサの新製品として、「TMPM395FWXBG」と「TMPM390FWFG」を製品化しました。2010年4月よりサンプル出荷を行い、2010年9月より順次量産を開始します。
近年、携帯電話やデジタルカメラ、デジタルビデオカメラをはじめとするバッテリー駆動機器では、製品の高機能化、小型化に伴い、マイコンにできるだけ機能を集約させることが求められている一方、低消費電力化も同時に必要な条件となってきています。
当社は、このようなニーズに対応した32ビットRISCマイコン「TX03シリーズ」の新製品として、Cortex™-M3コアを搭載し、当社独自で開発した高速・低消費電力型フラッシュメモリ「NANO FLASH™」を内蔵した「M390グループ」の第一弾製品として「TMPM395FWXBG」と「TMPM390FWFG」を開発しました。
新製品は、マイコンの主電源が供給されていない状態でもサブ電源で独立して動作可能なRTCを内蔵したほか、CEC機能、リモコン受信判定回路などをハードウエア化して内蔵。さらに豊富なシリアルチャネルやタイマ機能を6mm × 6mmの小型パッケージに封止し、1.8Vの低電圧動作を可能にしています。また内蔵フラッシュには、低消費電力を特長とする当社オリジナルのフラッシュメモリ「NANO FLASH™」を搭載することで、高性能かつ低消費電力の動作を同時に実現します。
特長
- 高性能Cortex™-M3プロセッサコア
- 英国ARM社が組み込み向けに開発し、優れた割り込み応答性と高いコード効率、低消費電力を実現したコアです。32ビットコアの性能を持ちながら16ビットコア並みのコストを実現することが可能になります。また、本コアは日本を始め世界各地で実績のある主要ツールベンダがサポートを行っており、OS、ミドルウエアから開発ツールまで多くの製品群からお客様のニーズに合ったツールを、自由に選択を可能にし、開発コスト低減が可能です。
- 低消費電力で、高速書き換え可能なフラッシュメモリNANO FLASH™
- NANO FLASH™は、当社開発の高速、低消費電力型フラッシュメモリを128キロバイト内蔵しています。
- RTCモード
- 主電源が供給されていない状態でもサブ電源によって独立して動作します。+/-30秒補正機能、補正用クロック出力、低電圧検知機能を内蔵し、機器が待機状態にある時に、主電源を遮断することで超低消費電力モードの実現が可能です。
- ハードウエアCEC機能を搭載
- デジタルAV機器を1本のケーブルで接続し相互制御するCEC機能をハードウエア実装するとともに、マイコンの低消費電力モードにおいてもコマンド受信可能にするなど、機器全体の低消費電力化へのニーズに応える仕様になっています。
- 発振停止検出機能を搭載
- 自己診断機能の一つであるクロック周波数の異常診断機能を内蔵しています。本機能をハードウエアとして実装することで周辺回路を追加することなく、シンプルな処理で異常周波数を検知し、CPUに通知することが可能です。
- オンボードデバッグ機能を搭載
- 内蔵フラッシュメモリの書き換えも可能なオンボードデバッグ機能(SWD/SWV/ETM/JTAG)を内蔵しており、従来のFull-ICE方式と比べてシステム開発が容易に行えます。
主要特性
| 品番 | TMPM395FWXBG | TMPM390FWFG |
|---|---|---|
| コア | ARM Cortex™-M3(32ビットRISC CPU) | |
| 電源電圧 | 1.7~3.6V | |
| 動作周波数 | 10MHz(内蔵発振時)/20MHz(発振子接続時) | |
| 内蔵ROM/RAM | FLASH ROM: 128KB/RAM: 8KB | |
| 内蔵周辺機能 |
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| パッケージ | TFBGA 120 (6mm × 6mm、0.5mm pitch) |
LQFP100 (14mm × 14mm、0.5mm pitch) |
- NANO FLASH™ は株式会社東芝の登録商標です。
- ARM、ARM Cortexおよび Cortex™-M3 はARM LimitedのEUおよびその他の国における商標および登録商標です。
ブロック図






