オンチップデバッグエミュレーションシステム
RTE870/C1オンチップデバッグエミュレーションシステムは、統合開発環境、RTE870/C1オンチップデバッグエミュレータおよび通信ケーブル(※)で構成され、ターゲットシステム上に実装されたマイコンのオンチップデバッグ機能を制御することで、各種デバッグ機能を実現します。
- ※: Samtec社製。あらかじめエミュレータ本体に接続されています。

- 名刺サイズの小型エミュレータ
- USBバスパワー使用で電源不要
- 2端子でMCUと通信
- エミュレータによるユーザROM/RAM領域の占有なし
- 統合開発環境を同梱(ウェブダウンロード権付き)
- 製品をご購入の際には最新の情報を本ウェブサイトにてご確認ください。
- 各製品の品番、製造元の最新情報を本webサイトの検索システムでご確認いただけます。開発対象のマイクロコンピュータの品番を検索すると、マイクロコンピュータの詳細情報とあわせて開発システム製品の情報が表示されます。また「ドキュメント」の『製品品番一覧表』および『総覧表(マイクロコンピュータ)』にも製品の情報を掲載していますのでご活用ください。
| ホストI/F | USB2.0 Full-speed | |
|---|---|---|
| エミュレーションメモリ容量 | マイコン内蔵FLASHメモリによる | |
| イベント | ポイント数 | 1ポイント ※1 |
| 比較対象 | アドレス、データ、ステータス | |
| 比較条件 | 一致、比較マスク | |
| パスカウント | 1回 | |
| 成立トリガ動作 | ブレーク | |
| ポイント組み合わせ | - | |
| ハードブレーク | 9ポイント ※2 | |
| ソフトブレーク | - | |
| トレースメモリ容量 | 実行優先モード時 :最新2分岐 トレース格納優先モード時:最新8000分岐 |
|
| トレースモード | 実行優先、トレース格納優先 | |
| トレース対象 | PCアドレス | |
| タイマ測定 | - | |
| メモリアクセス | プログラム 実行中の表示 |
一定周期表示: 32バイト ※3 |
| プログラム 実行中の書き換え |
1アドレス(1バイト) ※3 | |
| プログラム変数 | 表示 | 2,8,10,16進数表示を個別選択可能 |
| 登録 | 変数、配列、構造体、共用体を各種要素別に登録可能 | |
| ソース表示 | ・ ソース ・ ソース+アセンブラコード ・ ソース+アセンブラコード+マシン語 |
|
| 外部出力 | - | |
| 外部入力 | - | |
| モジュール実行時間測定 | - | |
| カバレッジ測定 | - | |
| フラッシュ書き込み /セキュリティ機能 |
デバッグ時に内蔵FLASHへのプログラム書き込みが可能 | |
- ※1: ハードブレークと兼用
- ※2: 1ポイントはイベントと兼用
- ※3: 1バイトアクセスごとに1クロック分のブレークが発生します。
- メモリアクセス機能
-
- 『プログラム実行中のデータ表示機能:一定周期表示』(IDE機能名称『ウォッチ』)
プログラム実行中に、任意の32バイトのRAM内容を一定の時間間隔(0.1~30.0秒で可変)で読み出し、表示することができます。 - ※: 1バイトアクセスごとに1クロック分のブレークが発生します。
- 『実行中のデータ書き換え機能』(IDE機能名称『チューニング』)
プログラム実行中に、ユーザによるプログラム停止作業を伴うことなくメモリの内容を任意に変更することができます。
変更可能な領域は、MCUのio領域、内蔵RAM領域、内蔵ROM領域になります。 これにより、あらゆるパラメータ値変化によるプログラム動作の調整が行えます。 - ※: 1バイトアクセスごとに1クロック分のブレークが発生します。
- 『プログラム実行中のデータ表示機能:一定周期表示』(IDE機能名称『ウォッチ』)
オンチップデバッグエミュレータ
RTE870/C1オンチップデバッグエミュレータ
製品構成および外観

製品構成および外観
製品構成
- RTE870/C1オンチップデバッグエミュレータ本体
- 通信ケーブル(あらかじめエミュレータ本体に接続されています。)※
- 通信ケーブル接続用コネクタ ※
- 統合開発環境ウェブダウンロード権(紙面)
- ※: Samtec社製
お客様に準備していただく物
- ホストシステム
- USBケーブル(エミュレータ側:B形状コネクタ)
- ターゲットシステム上のマイコン(オンチップデバッグ機能内蔵品)
- ※: オンチップデバッグ機能には、通信用として2端子、その他モニタ信号に電源(VDD/GND)・RESET・MODEの4端子を使用します。
デバッグ対象ターゲットシステムへオンチップデバッグエミュレータを接続する場合、通信用端子(OCDCK、OCDIO)はエミュレータに専有されるため、ポート機能(P20,P21)および兼用のUART0/SIO0機能として使用することはできません。 - ※: 供給する電源/クロックの動作保証範囲や特性に関しては、マイコンのデータシートをご参照ください。

RTE870/C1オンチップデバッグエミュレータ外形寸法図
ターゲットシステムとの接続について
RTE870/C1オンチップデバッグエミュレーションシステムを接続するためにターゲットシステム上へ通信ケーブル接続用コネクタを実装する必要があります。
通信ケーブル接続用コネクタの信号配置等については、以下のページをご参照ください。
エミュレーション動作電圧/周波数について
- エミュレータで使用可能なオンチップデバッグ機能を全て利用するには、ターゲットMCUのFLASHメモリ書き込み/消去動作保証範囲内の電源電圧でターゲットシステムが動作する必要があります。エミュレータを利用したロード(FLASH書き込み)機能は、この範囲外では保証致し兼ねます。FLASHメモリ書き込み/消去動作保証範囲については、マイコンのデータシートをご参照ください。
- FLASHメモリ書き込み/消去動作保証範囲外且つMCUの動作保証範囲内で本エミュレータを使用する場合は、別途FLASH書き込みツール等であらかじめプログラムを書き込んだ状態でご使用ください。
- 動作周波数に関しては、デバイス動作保証範囲内全て利用可能です。
- エミュレータからターゲットシステムへ電源およびクロックを供給することはできません。
USB接続について注意事項
- エミュレータとホストシステムはUSBで接続します。(USB2.0 Full-speed)
- 新規にエミュレータとホストシステムを接続する場合は、USBドライバのインストールが必要です。
- USBの接続先(ホストシステム)によっては、稀にプロトコルエラーが発生することがあります。 この場合、USBケーブルを下記のものに交換することで改善される場合があります。
推奨ケーブル:0.7m以上の両端フェライトコア付きUSBケーブル
アクセサリ
RTE870/C1オンチップデバッグエミュレーションシステムアクセサリ接続図

通信ケーブル_パターン1
通信ケーブル
通信ケーブルは、エミュレータまたはFLASHライタとターゲットシステムを接続する際に使用します。通信ケーブルはあらかじめエミュレータまたはFLASHライタ本体に接続されています。
通信ケーブルはSamtec社の製品です。製品の詳細についてはSamtec社のウェブサイトをご参照ください。
なお、弊社推奨品につきましては下記の各社からもお買い求めいただけます。
| 名称 | 品番 | 備考 |
|---|---|---|
| 通信ケーブル | FFSD-10-D-07.00-01-N | あらかじめエミュレータまたはFLASHライタ本体に 接続されています。 |
通信ケーブル接続用コネクタ_パターン_1_3
通信ケーブル接続用コネクタ
通信ケーブル接続用コネクタは、エミュレータとターゲットシステムを接続する際に使用します。表記の製品は一例です。このほかスルーホールタイプ等の実装方式や、接続に関する形状オプションがお選びいただけます。お使いの状態に合わせてお買い求めください。
通信ケーブル接続用コネクタはSamtec社の製品です。製品の詳細についてはSamtec社のウェブサイトをご参照ください。
なお、弊社推奨品につきましては下記の各社からもお買い求めいただけます。
| 名称 | 品番 | 備考 |
|---|---|---|
| 通信ケーブル接続用 コネクタ |
FTSH-110-01-L-DV-K | 表面実装タイプ 逆挿し防止機構付き (推奨) あらかじめ1個エミュレータに付属されています。 |
オプションツール / パーツ
オプション
サードパーティ各社から、プロジェクト開発を効率的に進めるためのさまざまなオプションツール、オプションパーツが販売されています。お客さまのご使用状況に合わせてお買い求めください。なお、これらの製品に関する製品の仕様ならびにご購入につきましては各サードパーティにお問い合わせください。
簡易評価ボード

オンチップデバッグ機能を内蔵するTLCS-870/C1シリーズマイコン用の評価ボードです。ターゲットシステムがお手元に無い場合、もしくは正常に動作しない場合などの簡易評価用にお使いください。また、オンチップデバッグエミュレーション以外に、簡易評価ボードとアドリンクス製のプローブとを組み合わせて使うことで、お客さまのターゲットボードのインサーキットエミュレーションが可能になります。※
簡易評価ボードはアドリンクス社の製品です。製品の詳細についてはアドリンクス社のウェブサイトをご参照ください。
- ※ インサーキットエミュレーション時は、エミュレータとターゲットマイコン間のデバッグ通信で使用している信号線(OCDCK, OCDIO)のエミュレーションが行えません。
テストクリップ通信ケーブル

テストクリップ通信ケーブル
接続例
通信ケーブルのターゲットシステムに接続する部分がテストクリップになっています。ターゲットシステム上へ接続用コネクタを実装せずに、エミュレータとターゲットシステムを接続することが可能です。
テストクリップ通信ケーブルはアドリンクス社の製品です。製品仕様はアドリンクス社のウェブサイトをご参照ください。
ソケットタイプ通信ケーブル

ソケットタイプ通信ケーブル
接続例
通信ケーブルのターゲットシステムに接続する部分がソケットになっています。ターゲットシステム上に接続用コネクタを実装せずに、エミュレータとターゲットシステムを接続することが可能です。
ソケットタイプ通信ケーブルはアドリンクス社の製品です。製品の詳細についてはアドリンクス社のウェブサイトをご参照ください。





