東芝 セミコンダクター&ストレージ社
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東芝 セミコンダクター&ストレージ社首席技監 齋藤光男の藍綬褒章受章について

2011年7月1日

 

 株式会社東芝 セミコンダクター&ストレージ社首席技監 齋藤光男(61)は、「リアルタイム3次元グラフィックス用プロセッサLSIの開発育成」の功績により、平成23年春の褒章「藍綬褒章」を受章しました。4月29日(金)に発令され、6月29日(水)にフォーシーズンズホテル椿山荘東京にて伝達式、同日、皇居 豊明殿にて拝謁が行われました。

 今回の受章は、齋藤が最先端のLSI技術と計算機アーキテクチャ技術に着目して高性能で低価格なリアルタイム3次元グラフィックス用LSIの開発育成を行い、家庭用ゲーム機に用いられるなど一般社会への普及に貢献したことが評価されたものです。

 国は国家又は公共に対し功労のある方に対し、毎年春と秋に褒章を授与しています。科学技術に関する藍綬褒章は褒章の一つであり、優秀な国産技術開発の育成に尽力し、優れた成果を挙げた方であって、多年にわたり科学技術の発達に寄与して公衆の利益を増進した方に授与されます。

 齋藤は、1974年に東京芝浦電気(株)(現(株)東芝)に入社し、以後、情報システム研究所主任研究員、研究主幹、システムLSI技術研究所所長等を歴任し、2001年、(株)東芝 セミコンダクター社首席技監に就任しました。

 リアルタイム3次元グラフィックスは従来限られた技術者向けのエンジニアリングワークスステーションなどの高価なコンピュータが用いられ、これらの専用LSIは家庭用の機器に用いるには非常に高価であると共に多くの人を魅了する映像を生成するには性能不足でした。リアルタイム3次元グラフィックスを一般に広く普及するにためにも家庭用の機器に用いることができる安価で高性能なリアルタイム3次元グラフィックス用プロセッサLSIが強く求められていました。

 齋藤は、常に最先端のLSI技術と計算機アーキテクチャ技術に着目して実現可能で高性能な演算回路と内部バスを用いたアーキテクチャを構成し、一方で不要な機能や回路の削減と効率的な開発手法と量産体制の工夫により、従来よりも高い費用対効果を発揮し、スーパーコンピュータに匹敵する演算性能を持ちながら低価格なリアルタイム3次元グラフィックス用LSIを開発しました。

 その結果、一般の人々が操作し体験できるグラフィックス画像をよりリアルなものとすることを実現し、高性能な家庭用ゲーム機に用いられるなど3次元グラフィックスの一般への普及に大きく貢献しました。また、この技術は他の多くのプロセッサLSI技術とその応用技術の発展、およびそれらに携わる優れた後進技術者の育成に大きく寄与しました。
(関連特許:特許第2618951号「三次元図形処理装置」)

 

 今回の受章にあたり、齋藤は次のようにコメントしています。

 「入社以来プロセッサLSIをはじめとする多くの研究開発に従事することができ、また、上司、部下、社内外の多くの仲間に恵まれたことは大変幸運でした。私たちが開発したプロセッサLSIが技術の発展に貢献するとともに、高性能ゲーム機等に応用され、一般の皆様に使用され楽しまれていることは大きな喜びです。ご協力いただいた多くの関係者の方々に心から感謝いたします。わが国の半導体技術のさらなる発展および若手研究者・技術者の活躍を大いに期待しています。」

 

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